【2024年最新版】又兵衛桜 見頃をガッチリ!地元民が作ったパーフェクトガイドマップ
- 2024.03.25
- 観光
日本の春といえば桜。満開の桜を見るだけで心が弾み、元気が湧いてくるのは私だけではないはず。そんな桜のなかでも日本一と名高い又兵衛桜の見頃を逃したくない、というあなたに地元民ならではの視点でパーフェクトガイドを作りました。じっくり目を通して最高の又兵衛桜をお楽しみください。
又兵衛桜とは
日本トップクラスの有名な又兵衛桜とは奈良県宇陀市にあるシダレの一本桜。樹齢300年超えながら石垣全体を覆わんばかりにうねるような太枝が広がっています。
その枝先は根元より下にまで伸び、風にゆらりと吹かれると優雅かつ風格を感じさせる見事なもので、その素晴らしさは2004年大河ドラマ「葵三代」のオープニング映像にも登場したほど。普段は閑静な田舎地域もこの時期は7万人もの見物客で賑わいます。
住所:奈良県宇陀市大宇陀本郷
入場時間:時間制限はないが、ライトアップされないため桜の姿が見れるのは朝6時~夕方6時
又兵衛桜の見頃はいつ?
ズバリ2024年の又兵衛桜の見頃は3月30日(土)から4月10日(水)となるでしょう。
暖冬と言われていた本年の冬、早々の開花が予想されていましたが、当地大宇陀では3/19(火)時点で雪がうっすら積もるような冷え込み!その後、冷え込みは緩んだものの、依然低気温となっていて、その蕾も固いままとなっています。
ただ、この時期は例年 急に暖かくなったり冷え込んだり、穏やかだったり風が強くなったりと気候が安定しません。
そのため、大阪の開花情報をもとに、その4・5日後を目安として予定されるのが良いと思います。
なお、見頃とされる期間は咲いてからの気候にもよりますが、だいたい10日~15日程度となります。
日々の咲き具合については地元旅館の今阪屋さんが毎日レポートしているので是非ご覧のうえ様子を見ながらスケジュール調整をしましょう。
パーフェクトガイド
アクセス
又兵衛桜をガッチリお楽しみいただけるよう、地元民ならではのリサーチでパーフェクトガイドマップを作成しました。しっかり読んで最高の又兵衛桜をお楽しみください
※クリックで地図を拡大表示できます
・クルマの場合
最も便利なアクセス方法はクルマ。大阪から1.5-2時間。道中は春の田園風景も楽しめるし、現地に着いてからは又兵衛桜のほか重要伝統的建造物保存地区の宇陀松山観光など多彩な楽しみ方ができるのでおススメです。
名阪国道・針ICから榛原方面へ。大宇陀地区に入ると要所要所に案内板が出ているので迷うことはありません。
ただし晴天の見頃時期ははるか手前から大渋滞します。こんな時は早めに車を停めて徒歩でいくのがおススメ。
クルマの中で渋滞を怨みながらイライラするよりも春の陽気の田舎道、田園風景やだんだん近づいてくる又兵衛桜の雄姿を楽しみながら行くほうが楽しいですよ。
・電車バスの場合
大阪なんば出発の場合、鶴橋で乗り換えて近鉄大阪線で三重方面へ約50分 榛原駅で下車。その後、大宇陀行きバス20分で大宇陀高校前で下車して徒歩15分。乗り換え時間等を含めれば2時間は見ておきたいところですね。
又兵衛桜見物の後はバス始発場所の「大宇陀 道の駅」まで20分間歩いていきましょう。地元名産品の買い物を楽しめるほかお手洗いや足湯があるのでバス待ち時間もゆっくり楽しんで過ごすことができるのでおススメですよ。
又兵衛桜の言われ
引用:wikipedia
戦国時代の知将 黒田官兵衛のもとで官兵衛の嫡男 長政と幼少の時期を過ごしたがその後 長政と対立することになった戦国武将後藤又兵衛。槍の名手として名をはせた勇猛な又兵衛は慶長20年(1615年)大阪夏の陣を最後に消息を絶っています。
しかし一説としてその後 生き延びてここ大宇陀で晩年を過ごしたといわれており、その屋敷跡にあるのがこの「又兵衛桜」です。実際、地元に後藤姓の家があるのです。
又兵衛桜をいろんな方向から見て楽しもう
現在の又兵衛桜周辺は遊歩道が整備されており、よく写真で紹介されている正面から以外にも360度から見ることができます。
又兵衛桜が日本一のシダレ桜といわれる所以は以下のように色んな見方が出来る楽しみもあるのではないでしょうか。ぜひ貴方にとって最高の又兵衛桜を探してみてください。
1)川下より
又兵衛桜を目指して歩いてきて、初めて目に入る角度。又兵衛桜のバックにある(視界左)の桃の花と、山の新緑とのコントラストが素晴らしいです。石垣の上からその根元を越えてしだれている様子をはっきりと見ることができます。
2)正面より
左右に広がった桜の枝に満面の花を存分に楽しめる角度。ゆらゆらとゆれる長い枝の揺らめきにその大きさを感じ取ることが出来ます。
3)山手より
正面を過ぎ、高台の駐車場近辺からの眺望。又兵衛桜のバックにある桃の花が視界の右側になり、左側には大宇陀の田園風景が広がります。正面奥には日本100名城にも数えられる宇陀松山城跡が垣間見えます。
4)真下から
石垣の真下から見上げる角度。又兵衛桜の枝に手が触れるほど近くまで接近し、見上げる姿。それは視界に収まらない迫力です。
5)真後ろから
又兵衛屋敷跡の石垣上に回り込み、又兵衛桜の後ろ側から見る角度です。力強くうねるような枝ぶりを十分に堪能しながら、その花を透かして高台からの田園風景を優雅に見下ろすことができます。
又兵衛桜の周りで楽しもう
又兵衛桜の近くでは地元の方たちが手作りの草餅や串コンニャク、奈良漬などのお土産を販売しています。お花見ならではの地酒も大好評!買い物ついでにお話を楽しむのもおすすめですよ。おもてなしの笑顔とともに買ってみてはいかが?
又兵衛桜の近隣でも楽しもう
又兵衛桜を存分に楽しんだらぜひ合わせて行ってください!地元民だからこそ知っている絶対に見逃せないおススメの近隣ポイントをご紹介します。
1)天益寺(てんやくじ)の一本桜
又兵衛桜の兄弟桜ともいわれ、樹齢300年を超える枝垂れ桜。急斜面の山肌でひっそりと立つ孤高の一本桜で見ごたえ充分。又兵衛桜から徒歩10分にあります。駐車場はないので歩いてご覧ください。
2)宇陀松山地区
江戸時代の町並みが残り、重要伝統的建造物保存地区に指定されているエリア。古くから薬草で栄えた城下町のため昔の関所跡の門や薬問屋の屋敷が保存博物館として見られるほか、吉野葛、奈良漬の店があります。
3)かぎろひの丘公園
万葉の歌人、柿本人麻呂が「ひむがしの 野にかぎろひの 立つ見へて かへり見すれば 月傾きぬ」と詠んだのがこの場所。又兵衛桜からわずか徒歩10分、無料駐車場、公衆トイレ完備、公園内にはサクラの大木が並んでいて絶好の花見スポットであるうえ、休憩に最適の東屋もあります。土日は宇陀市役所 大宇陀事務所の駐車場にも無料で停められるので、ご利用ください。
4)道の駅大宇陀
無料駐車場100台、お手洗い、買い物のほか無料足湯まで揃った道の駅。待合せや大宇陀で行動する拠点に大変便利です。
5)大宇陀温泉あきののゆ
又兵衛桜からクルマで3分の大型温泉施設。ヌルヌルとした感触の湯は美人の湯といわれファンが絶えません。入浴はもちろん食事や休憩に最適です。
まとめ
いかがでしたか。この春にぜひ行きたい人気の桜「又兵衛桜」。見頃をチェックして最高の花見を楽しんでくださいね。
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